入社当時・・・

入社当時。
羽二重生地の風呂敷のこの柄は何なんだろうと疑問に思ったことがありました。

デザインは寺院で使われる仏具のひとつ ” 磬 (けい) ” というものから着想を得て作成されたものでした。


絞りをする時には「絞るのにコツのいるこの丸いところは紐を通して台に磬を吊るすところなんだなぁ」とか「鳳凰の尾の鹿の子は大きく」とか思いながら作業しています。

離れたところには蝶も。

 

鳳凰と様々な絞り技法が豪華なデザイン。
風呂敷の他に名古屋帯地の模様にもなっています。


由来を知ると、より一層大切なものになりますね。

羽二重 風呂敷 / 南部紫根染
名古屋帯地 / 南部茜染