盛岡の古町名展 紺屋町かいわい
草紫堂があるのは染物屋が集まっていた紺屋町という町です
現在その紺屋町にスポットをあてた「第16回 盛岡古町名展 紺屋町かいわい〜その2〜」が
盛岡市先人記念館で行われています
草紫堂も協力していて、初代藤田謙が自作した看板や篆刻、スケッチなどが展示しています
また、1月28日(土)には現堂主による「紫根染について」の講座があります
興味のある方はこちらのHPから詳細をご確認ください
(bonnu)
草紫堂があるのは染物屋が集まっていた紺屋町という町です
現在その紺屋町にスポットをあてた「第16回 盛岡古町名展 紺屋町かいわい〜その2〜」が
盛岡市先人記念館で行われています
草紫堂も協力していて、初代藤田謙が自作した看板や篆刻、スケッチなどが展示しています
また、1月28日(土)には現堂主による「紫根染について」の講座があります
興味のある方はこちらのHPから詳細をご確認ください
(bonnu)
今シーズン 初の積雪だった 盛岡の朝です
いくつになってもシーズン初の雪はワクワクします
下の橋の擬宝珠にも雪がこんもりと
ついに、冬が来ましたね
(EMI)
小物用に木綿を染めましたので
絞りを解きました。
毎回、この瞬間を見れるのは役得です。
岩手が誇る詩人・童話作家の宮澤賢治が残した作品に『紫紺染について』というおはなしがあります。
(賢治は紫根染の『根』をわざと『紺』と書いたものと思われます)
一度は途絶えた紫根染の技法を唯一とどめていた西根村の山男を招き、研究所の人々が教えを受けるという内容です。
「さて紫紺染が東京大博覧会で二等賞をとるまでにはこんな苦心もあったといふだけのおはなしでありました。」(『紫紺染について』より)
とあるように、平和記念東京博覧会に出品した紫根染の製品が初めて入賞した事を報道で知った宮沢賢治は、その感動を作品の中に込めたのではないかと思われます。
『紫紺染について』はこちらよりご覧いただけます。
草紫堂は絞りを伸ばしています。
絞りは伸ばし、薄手でも丈夫な別注の生地を使っているため
すっきりと着こなせ、長く正座をしても膝もお尻も出てきません。
伸ばすと染まっていない白い部分がよく見えるため、模様の形がよくわかります。
角や輪郭をはっきりと出す必要があり、より一層高い絞り・染めの技術を要します。
正絹は別注織です。
南部紫根染・茜染が美しく染まり、細かな絞りができるような
生地にたどり着くまで長い歳月と大変な苦労がありました。
やっとたどり着いた正絹は軽く、しなやかで着心地も良いとお褒めいただきます。
「南部しぼり 紫根染・茜染」の美しさは絞り、染めだけでなく生地にもひみつがあります。